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Small twist

有名な理論から経験則まで、プレゼンを良くする「一手間(Small Twist)」を集めていきましょう。中の人は医療従事者(多忙)。Twitter id: presen_tan。 ※結構な割合で、自分の趣味のことを記事に混ぜています。

大事なことは

ストーリー

大事なことをいつ伝えるのかというお話。

結論は最後?

物事をどういう順番で伝えるかを考える際、多くの日本人が思い浮かべるのが起承転結というストーリー展開でしょう。起承転結が何たるかは、もはや説明するまでもありません。4コマ漫画でお馴染みですね(ちなみに私はきらら系の4コマ漫画が大好きです)

もう少しacademicな場に話題を移すと、一般的な学術論文はIMRAD型で書くよう指導されていると思います。IMARD型についてご存じない方は、例えば下記サイト(注:英語)が参考になるかと思いますが、要するに結論(Conclusion)は最後に書きなさいよってことです。

www.editage.com

このようなストーリーパターンの詳細・メリット・デメリットについてはいつか取り上げるとしましょう。

 

結論は最初にも?

結論から言え、結論から(孫正義

三木雄信(2011).孫正義奇跡のプレゼン 人を動かす23の法則 SoftBankCreative p.26.

これに対して、プレゼンでは「結論は最後のみならず、最初にも伝えておく」ことが推奨されています。大事なことは最初に言ってしまうということですね。
どうしてでしょう?

 

①ピークタイムを有効に使う

プレゼンに対する興味関心や集中力は、序盤がピークだと言われています(具体的な時間は諸説ありますが、10分間とも、3分とも、30秒とも言われています)。であるならば、本当に伝えたいメッセージ=結論を、そのピークタイムに伝えない手はありません。それ以降、(特に集中力が途切れてsleeping timeになりやすい)中盤に大事なことを伝えても、おそらく聴衆の頭には残らないのではないでしょうか。

②不測の事態に備える

本来あってはならないことなのですが・・・ プレゼンが制限時間内に終わらない場合、どうしましょう。

www.youtube.com

終わらないパーティーはあっても、終わらないプレゼンは無いのです。後ろがつかえているならば、時間が来ればそこで強制終了になるでしょう。もしくは、終盤早口~尻切れトンボで無理矢理に終わらせるのかもしれません。

それほどでなくとも、終盤というのは時間の余裕が無いことが多いもので、そこで大事なことを伝えようにも、伝わらない可能性が高いです。最初にも言っておくことで、こうした悲劇を防ぐことが可能になります。

③中盤における不安感を軽減させる

プレゼン中盤(本論)の役割は、結論へ導くお膳たてをすることにあります。結論を理論的に説明できるデータを引っ張ってきたり、結論を感情的に納得させるための体験談を紹介したり・・・。
であるならば、それより前=序盤で結論を伝えておくことで、聴衆は(あぁ、アノ結論を補強するための話を、今しているんだな・・・)と安心してプレゼンターの話を聞くことが出来ます。結論なしに話を進めていくと、中盤に差し掛かった頃、聴衆は(なんでこの人はこの話をしてるんだろう。結局この人は何を言いたいんだろう。私たちはどこに連れて行かれるのだろう・・・)というあらぬ不安感を抱くことになります。

 

というわけで

序盤で結論を伝える→中盤でその理由を説明する→終盤で再度結論を伝えるという、サンドイッチを意識してみましょう。

大事なことは最初にも言う、そして、大事なことは2回言う、です。

最終更新日:2016/10/16