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Small twist

有名な理論から経験則まで、プレゼンを良くする「一手間(Small Twist)」を集めていきましょう。中の人は医療従事者(多忙)。Twitter id: presen_tan。 ※結構な割合で、自分の趣味のことを記事に混ぜています。

スライドチェック(1人法)

準備

苦労して完成させたプレゼンスライド。しかしよく見ると、誤字脱字のオンパレードオフレコ情報がうっかり掲載されていた取引先の名前を間違えていた・・・なんてこと、一度はあるのではないでしょうか。
直前に気づけばリカバリーが可能ですが、気づかずに本番を迎えてしまうと、発表中に冷汗をかきますし、気付かないまま終えてしまうとプレゼンターの信用がガタ落ちになるなんて悲劇も考えられます。

そんなことにならないよう、今回は、1人ですぐに出来るチェック方法を3つ紹介したいと思います(いずれも単純ですが、私が実践しているものばかりです)。

ちなみに、スライドチェックといった場合、よく見かける光景が

①スライドを作成したパソコンでファイルを開き
②無言でページをめくり続け
(これならきっと大丈夫なのです♪) と独り安心して
④そのままパソコンの電源を落とす

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アニメ『艦隊これくしょん -艦これ-』より

という流れ。

ハッキリ言いますと、これでは不十分です。ちゃんとチェックしたことになりません。
これでチェックが十分に出来ているというのであれば、プレゼンにおけるあれこれの悲劇が起こるはずがありません。では、どうすればいいのでしょうか?

 

①印刷

不思議なもので、画面越しに見ると気付かない誤字脱字などのミスに、印刷したとたんに気づくことがあります。

誤字脱字などの表記上のエラーは「正しく入力したつもり」という思い込みから生まれるものなので、チェックのためには、一旦その思い込みを解く必要があります。しかし、作成直後はその思い込みを引きずっていることが多いため、十分にチェックすることが出来ません。

そこで、チェックする環境を変えてみるのです。紙に印刷する、他の媒体(iPadなど)で再生してみるなど・・・こうすることで「正しく入力したつもり」になっている気持ちがリセットされて、スライドを客観視しやすくなるのです。

また、個人的な実感ですが、画面越しに見るよりも印刷したものを見るほうが高い精度でチェックできる気がします。印刷物を見るときは脳の働き方が違うからだ、という話をどこかで聞いたことがありますが、実際はどうなのでしょう?

 

②音読

本番と同じように、原稿(ないしスライド自体)を声に出して読むのです。黙読では不十分です。声に出すことで初めて、スライド同士の繋がりに違和感を感じたり、スライドと原稿の不協和に気づいたり、純粋に話しにくいということを認識出来るのです。

印刷がスライド単位のチェックに有効な方法であるなら、音読はスライド同士のチェックに有効な方法と言えるでしょう。

ちなみに、『外資系金融のシンプルプレゼン術』(きんざい)の中で、著者の剣崎優人氏はマイクを使ったプレゼンの練習場所としてカラオケボックスをお勧めしています。
私は、さすがにプレゼンの練習のために使ったことはありません・・・。

 

③実際に使うパソコンで再生する

学会発表では難しいと思いますが、自分のノートパソコンを繋いで発表できるのであれば、それでファイルを開くだけでも再生環境のチェックになります(実際はプロジェクタやスクリーンとの相性もありますので、会場でのチェックは不可欠なのですが・・・その話は日を改めて)。

逆に言えば、自分のパソコンが使えない場合は要注意です。たとえ、作成も再生もPowerpoint2013で行うということが分かっていたとしても、WindowsMacか、特殊フォントがインストールされているか否か、ディスプレイの設定がどうなっているのか、東芝富士通か・・・ などの些細な違いがスライドの挙動に大きく影響を与えうるからです。油断大敵なのです。

 

・・・・・・

以前お話したとおり、誤字脱字を含む「本番での不手際」は、聴衆に悪い印象を与える「マイナスポイント」なのです!避けられるものは避けたいところです。

presentan.hatenablog.com

また、定期ツイートにもありますが、出来たてのプレゼンスライドは「悪路」そのものです。そのままでは走れたものではありません。

今回の方法は、いずれも1人ですぐに出来るものばかりですので、決してサボらず、走りやすい道に仕上げていきましょう。

最終更新日:2016/10/19